アメリカのバイデン大統領(だいとうりょう)は4日(よっか)、就任後(しゅうにんご)初(はつ)の外交方針(がいこうほうしん)演説(えんぜつ)を行(おこな)い、「アメリカは(国際社会(こくさいしゃかい)に)戻(もど)ってきた」と宣言(せんげん)しました。
アメリカのバイデン大統領は4日、就任後初の外交方針演説を行い、「アメリカは(国際社会に)戻ってきた」と宣言しました。
バイデンさんは、トランプ前大統領の「アメリカ第一主義」からの転換を明らかにしました。特に中国とロシアについて「(周りの国々を力で抑えつけようとする)権威主義に立ち向かう」と語り、他の国々と協力して、民主主義などの価値観を重く見ていく方針を改めて示しました。
また、トランプ前政権が決めた、ドイツにいるアメリカ軍の3分の1にあたる約1万2000人を削減する計画を一時停止すると決めました。この計画には、ヨーロッパ各国から「ロシアに対する抑止力が低下する」「同盟関係を傷つける」といった声があがっていました。