ソニーが春に電気自動車の新会社

　大手（おおて）電気（でんき）機械（きかい）メーカーのソニーが、電気自動車（でんきじどうしゃ）（EV）の新会社（しんがいしゃ）「ソニーモビリティ株式会社（かぶしきがいしゃ）」を今年（ことし）の春（はる）に作（つく）ります。

　ソニーは2020年（ねん）1月（がつ）に、EV試作（しさく）車（しゃ）「VISION―S（ビジョンS）」を公開（こうかい）し、海外（かいがい）の道路（どうろ）で走（はし）る試験（しけん）を重（かさ）ねてきました。今月（こんげつ）5日（いつか）、アメリカでスポーツタイプ多目的（たもくてき）車（しゃ）（SUV）の試作（しさく）車（しゃ）も公開（こうかい）しました。

　試作（しさく）車（しゃ）にはソニーが得意（とくい）とするセンサーがつき、周（まわ）りの環境（かんきょう）が詳（くわ）しく分（わ）かります。また、迫力（はくりょく）ある音楽（おんがく）や映像（えいぞう）を楽（たの）しめる機能（きのう）にも力（ちから）を入（い）れています。

　走行中（そうこうちゅう）に二酸化炭素（にさんかたんそ）を出（だ）さないEVは、次世代（じせだい）の車（くるま）として、自動車（じどうしゃ）メーカー各社（かくしゃ）が開発（かいはつ）に力（ちから）を入（い）れています。ガソリン車（しゃ）より部品（ぶひん）数（すう）が少（すく）ないため、アップルや台湾（たいわん）の鴻海（ホンハイ）精密（せいみつ）工業（こうぎょう）など、自動車（じどうしゃ）メーカーでない会社（かいしゃ）も開発（かいはつ）を進（すす）めています。