死者、戦後最多の145万人　21年人口動態速報値

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　国（くに）の役所（やくしょ）の厚生労働省（こうせいろうどうしょう）は2月（がつ）25日（にち）、人口動態統計（じんこうどうたいとうけい）の速報値（そくほうち）を公表（こうひょう）しました。2021年（ねん）の死者数（ししゃすう）は145万（まん）2289人（にん）で、前年（ぜんねん）と比（くら）べて6万（まん）7745人（にん）増（ふ）えました。死者数（ししゃすう）が増（ふ）えるのは2年（ねん）ぶりで、戦後（せんご）最多（さいた）となりました。一方（いっぽう）、出生数（しゅっしょうすう）は84万（まん）2897人（にん）で1899年（ねん）の統計（とうけい）開始（かいし）以降（いこう）最少（さいしょう）となりました。

　高齢化（こうれいか）が進（すす）む中（なか）、死者数（ししゃすう）は増（ふ）え続（つづ）けていますが、新型（しんがた）コロナウイルスの世界的（せかいてき）流行（りゅうこう）の影響（えいきょう）で、21年（ねん）は過去（かこ）10年（ねん）で最（もっと）も増（ふ）え幅（はば）が大（おお）きくなりました。公表（こうひょう）済（ず）みの21年（ねん）1～9月（がつ）のデータを見（み）ると、前年（ぜんねん）の同（おな）じ時期（じき）と比（くら）べて死者数（ししゃすう）が最（もっと）も増（ふ）えた死因（しいん）は老衰（ろうすい）で、1万（まん）5035人（にん）の増加（ぞうか）。新型（しんがた）コロナの死者数（ししゃすう）も1万（まん）4563人（にん）増（ふ）えました。

　一方（いっぽう）、婚姻数（こんいんすう）は51万（まん）4242件（けん）で、前年比（ぜんねんひ）で2万（まん）3341件（けん）減少（げんしょう）し、戦後（せんご）最少（さいしょう）となりました。