コロナ感染、９割以上が変異株に

　全国（ぜんこく）で新型（しんがた）コロナウイルスの９割（わり）以上（いじょう）が、重症（じゅうしょう）化（か）しやすいとされるイギリス由来（ゆらい）の変異（へんい）株（かぶ）に置（お）き換（か）わったとする推計（すいけい）を、国立感染症研究所（こくりつかんせんしょうけんきゅうしょ）がまとめ、１２日（にち）に報告（ほうこく）しました。

　９日（ここのか）時点（じてん）で、民間（みんかん）検査（けんさ）会社（がいしゃ）の検査（けんさ）の結果（けっか）を基（もと）に調（しら）べました。その結果（けっか）、変異（へんい）株（かぶ）の割合（わりあい）は、東京（とうきょう）などの首都圏（しゅとけん）では９０％を超（こ）え、京都（きょうと）・大阪（おおさか）・兵庫（ひょうご）ではほぼ１００％に達（たっ）していました。東京都（とうきょうと）は４月（がつ）、１週間（しゅうかん）（４月（がつ）１９～２５日（にち））に都内（とない）で確認（かくにん）された新型（しんがた）コロナ感染（かんせん）者（しゃ）のうち、約（やく）６割（わり）がイギリス由来（ゆらい）の変異（へんい）株（かぶ）に感染（かんせん）したと推計（すいけい）していました。変異（へんい）株（かぶ）が急速（きゅうそく）に広（ひろ）がっていることがうかがえます。

　感染症（かんせんしょう）研究所（けんきゅうしょ）は「重症（じゅうしょう）度（ど）がこれまでの株（かぶ）と比較（ひかく）して高（たか）いことを想定（そうてい）して、感染対策（かんせんたいさく）や治療（ちりょう）を行（おこな）う必要（ひつよう）がある」としています。

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